自由

実力が全ての社会

小学生以来の筋金入りの熱心な読者で、いい年こいて未だに週刊少年ジャンプを買ってます。旅行や出張でジャンプが手に入らない期間は同僚に買っておいて貰うくらいオタクです。 そんな私にとって、海外に行くということは長らく『週刊誌との別れ』を意味して…

選択を愉しむようになったキッカケ

私は自由愛好者です。人生をコントロールすることを愉しんでいます。選択肢がたくさんあり、選ぶ自由も保証されている現代に生まれて良かったなぁ!と感じています。 一方で、選択を好まない人もいるようです。選択肢が多すぎると人生に対する満足度が下がる…

両親との力関係が逆転したとき

幼い頃は、文字通り両親の意向が運命を左右しました。住むところも、学校も、食べるものから着るものまで自由は殆どありませんでした。 親元を離れた時は、両親の勢力圏から抜け出せて安心しましたが、それでも彼らの言うことにある程度の敬意は払わずにはい…

心の緊急脱出装置

よく主流から外れたことをするので、周りには「思い切ったことをする人」という印象を与えているようです。そのせいか、どうやって決断したのかといったようなことを聞かれることがあります。 私だって無謀なことをやろうとは思いません。勝算が見込める場合…

在日韓国人の帰化について

在日韓国人について、ネット上で悪し様に言われているのを目にすることがあります。彼らの国を長い間占領した上に日本にまで連れてきてしまったのだから、彼らには日本に住む権利も朝鮮半島に帰る権利もどちらも保証されるべきですし、帰化の自由もあると個…

コンプレックスの解消法

若い頃はコンプレックスの塊でした。周囲には気の持ちようだ、というようなことをいわれましたが、どんなに「思うほど私は悪くない」と言い聞かせてみても無駄でした。ありのままを肯定、といったスピリチュアルな概念を受け入れづらかったせいもあります。…

介護は人生を破壊する

仕事を辞めて介護をされた方のブログを読みました。その人は結構専門的な仕事をしていてやりがいも感じていたにもかかわらず、介護が終わって仕事を探しても見つからず、今はアルバイトをしているそうです。怖いな、と感じました。 冷たいと思われるかもしれ…

仕事の辞めどき

会社と自分自身の目標がズレたときが辞めどきだと考えています。 初めて就職するとき、会社の製品に惹かれて入社を決めました。当然、社員であることに誇りを持っていました。 でも、そのうち何だかイマイチな商品が増え始めて、段々自社製品を買わなくなっ…

ひとりで食べるのが好き

食事は一人で楽しみたい派です。 他人と食事するのは苦痛です。せっかく美味しいものを食べてるのに集中できません。 あんまり高いレストランには誘えないし、 相手の注文に合わせて高からず安からずな料理を注文するので、食べたいものを思い切り食べられな…

ユダヤ人が感じている恐怖

テロが起きるたびにユダヤ系が被害に遭うことが、つくづく理不尽に感じられます。 ものすごく大きく考えれば、ユダヤ系企業やイスラエルがイスラム系を自称するテロリストを弾圧しているのかもしれませんが、そういった組織と縁がないユダヤ人ばかりが巻き添…

人に優しくするには

私は意図して他人に冷たく当たるタイプです。電車では席を譲りませんし、出先で困っている人を見かけても大抵無視します。相手から迷惑に思われるのを恐れてやらないというナイーブな理由ではありません。明確に悪意を持って助けません。私が苦労しているの…

日本人の眼を通して海外を見ること

引き続き人質事件について考えています。 危険な土地にはジャーナリストといえども行くべきではない、記事を買えばいいだろうという意見があります。強い違和感を覚えます。 私は読書が好きで小説をもっぱら読みますが、時々はノンフィクションを手に取りま…

国に頼ると自由を失う

パスポート返納の報道を聞き、びっくりしました。 まず驚いたのが、外務省がおおよそのメディアをチェックしていることでした。今回外務省がパスポートを取り上げる契機となったのは、朝日新聞の地方版にあるジャーナリストのシリア渡航のスケジュールが掲載…

表現できないもどかしさをブログで発散してます

私はあまりお喋りではありません。ブログで書いていることを英語で表現できませんし、日本語で話すことも難しいと感じます。頭の回転が遅いのですね。一方で、日々感じていることを言葉にできないもどかしさは募ります。ブログは良い発散弁です。 文章はいく…

悪者に肩入れしすぎる

ブログを書いていると自身の思考の癖がよく分かります。ひねた性格で物事を素直に捉えられないのは自覚していましたが、書いたものを読み返してみると悪者に必要以上に肩入れしがちであることを発見しました。ここで書く悪者とは、世間一般に悪いとか怖いと…

湯川遥菜さんは私かもしれない

湯川さんと後藤さん、残念なことになってしまいましたね。御冥福をお祈りいたします。 後藤さんについては美談も漏れ聞くものの、湯川さんはネットではバッシングを受けています。ですが、私は素直に彼を叩くことができません。湯川さんほど極端ではないにせ…

一芸の大切さ

中学生の頃、陸上競技をやっていました。最初はビリに近い成績でしたが、しばらくしたら部内でも3本の指に入るほど速く走れるようになっていました。そうすると周囲の扱いも違ってくるんですよね。感じが悪いという私の短所もキャラとして受け入れられ、ち…

フランスの言論の自由について

フランス事情に明るくないせいもあって、ここのところテロと言論の自由について調べたり考え込んでいました。色々な記事を読んだ結果、考えが形になってきたので書いてみます。 簡単にまとめておくと、世の中色んな人がいて色んな受け取り方をするんだから、…

障碍をアイデンティティにはしたくない

何度か書いていますが、私は障碍者です。 未だに病院通いが必要だったり、他にも不便だなと感じることがあったり、引け目を感じてしまったりと、障碍は今でも地味に、しつこく私の生活に影響を及ぼしています。 けれど、というか気にしているからなおさら、…

自由とは贅沢なこと

ユーロ加盟申請中の国出身の人と話をした際、自治権の一部を奪われるのは嫌じゃないのかと尋ねました。彼曰く、政府の連中よりはマシだろうから、と笑っていました。デフレになりそうな時期でもハイパーインフレを気にしているドイツ中銀が牛耳るECB(欧州中…

プラットフォームのドレイ

今回の旅行でiPhoneとiPadの便利さを改めて実感しました。今までガイドブックやブログ記事、地図や時刻表、色々なものを見比べながら、それらを入れた重い荷物を我慢しながら旅行していたのが、2つ合わせても1kg足らずのデバイスに集約されてしまう快感。 …

悪いもの叩きへの違和感

世の中には絶対的な悪が存在するということになっています。エクスキューズを挟む余地すらない悪です。 昔ですと、共産主義、ナチスドイツ、現在だと二酸化炭素地球温暖化原因説、ロシアでしょうか。少しでも擁護、擁護ですらない疑問でも持つと、お前は人間…

考えない人

考えない人って多いなぁとよく思います。私も大抵のことに関しては考えがなく無知を晒していますが、そんな私程度の人間でも感じるくらい、考えない人は多いです。 具体的に言うと、ニュースについて話すとき、いくつか記事を読んで主流意見を抑えて臨んだ場…

女性の権利が弱い国の女性

最初に断っておきますが、これは少数サンプルから来るレッテル貼りです。 女性が差別されている、とよく怒る知人がいます。聞くと、同じく女性活用に関して後進国出身の私でも驚くような差別っぷりです。あぁ、まだこんな国があるんだなと溜息が出ます。 一…

言えなかったこと:正義に関する私の考え

ウクライナ人と話していたら、マイケル・サンデル教授の話になりました。同教授は、様々なジレンマを取り上げて、どうすべきか議論させる授業をしています。1人を犠牲にして5人を救う決定権を持っていた場合、どうしますか?とかそういう話が好きな人です…

幸せを決めるのは自分自身

昨日は悲観的なことを書きました。そして、あまりにも自分の境遇ばかりを嘆きすぎたなとも思います。少し考えを修正してみたいと思います。 紛争、飢餓、社会保障の不足等により、あまり長くは生きられないからこそ願う、天寿を全うすること その結果として…

安楽死について

語学クラスで安楽死について議論しました。面白いのが、先進国出身者と途上国出身者で意見が綺麗に分かれたことでした。 日本では、長生きはもはや当たり前のことで、生きていることに有難みを感じることはあまりないような気がします。他者の命もそう大切で…