安楽死について

語学クラスで安楽死について議論しました。面白いのが、先進国出身者と途上国出身者で意見が綺麗に分かれたことでした。

日本では、長生きはもはや当たり前のことで、生きていることに有難みを感じることはあまりないような気がします。他者の命もそう大切ではないように思います。

少なくとも私は祖父母が亡くなった時は悲しくなかったし、今後両親が亡くなっても悲しまないでしょう。

国は社会保障費の圧縮に躍起で、私たちに長生きを望んではいないように映ります。

弱者にはぞっとするほど冷たいこの国で、私は弱者になってからも生きていたいとは思いません。すっかり金銭的にも精神的にも貧しくなった国に、弱者に優しい社会であって欲しいとも願いません。多かれ少なかれ、成熟国家にはつきものの問題だからです。だから、他の国と同じように、苦しまずに死ぬ権利くらいは与えて欲しい、そんな風に思います。