仕事の辞めどき

会社と自分自身の目標がズレたときが辞めどきだと考えています。

初めて就職するとき、会社の製品に惹かれて入社を決めました。当然、社員であることに誇りを持っていました。

でも、そのうち何だかイマイチな商品が増え始めて、段々自社製品を買わなくなってきました。そうしているうちに結婚してしまったこともあり、これ以上ここにいても良いことはなさそう、そう思ってあっさりと会社を辞めました。

今の会社は、私が持っている問題意識と会社の方向性がピタリと合っていたので特に迷うことなく就職しました。希望している分野とは違う部署に配属されましたが、そこはそこで実のあるプロジェクトでいっぱいで性にも合っていたので概ね楽しく仕事して、ご褒美に留学の奨学金まで貰って、と今のところ会社とは相思相愛でやっていけてます。

ただ、私も会社も変わっていくので、そのうち合わない部分も出てくると思います。そうなったら、また相性の良い職場を求めて出て行くことになるのかなぁと思います。

ただ、一回目に就職した時はそれほど深く考えませんでしたが、転職するときには、年齢的にもうこれ以上業種を変えることは出来ないだろうと思って将来性のありそうな仕事を選びました。次は今の仕事と関係したものになるだろうと予想しています。

もちろん上に書いたことは相当単純化しており、細かなところで不満に思うこともありますし、無意味な仕事をさせられることもあります。でも、互いの目指すところが大体一致している限りは頑張れます。

給与や福利厚生が悪かったり、勤務地が辺鄙なところにあったら絶対に働かないので、あくまで最低限をクリアしてのことですが、それ以上は仕事が私の関心のある問題の解決に役立つものであるかどうかで決めるようにしています。仕事内容で働くかどうか決められるのは身軽だからこそという気がします。家族のためにとか言い訳をして働くような大人にならなくて良かったなと、こういうとき子どもや養わなければいけない係累がいないことをありがたく感じます。