女性の権利が弱い国の女性

最初に断っておきますが、これは少数サンプルから来るレッテル貼りです。

女性が差別されている、とよく怒る知人がいます。聞くと、同じく女性活用に関して後進国出身の私でも驚くような差別っぷりです。あぁ、まだこんな国があるんだなと溜息が出ます。

一方で違和感もあるのです。課題を一緒にやっていてもろくに授業の内容を理解していないのです。課題すら読んでいないこともあります。欧米の大学では提出物を写させると退学になるので、彼女と一緒にいるのは危ないと思い途中から一緒に作業することを止めましたが、やはりほとんど他人のものを写したようです。提出締切日まで基礎的なことも理解していませんでしたから。複数の知人から、お金持ちの人はコネ入学だと聞くことがありますが、その噂にも納得せざるを得ません。

別に留学に学位以外の何を求めるかは人によって違ってあるべきだと思います。けれども、努力もしない彼女が差別を嘆くのを見て、彼女のいる社会が変わらないのも尤もだと毒づきたくもなるのです。

性差別から本当に自由になりたい知人は、既にイギリスでの就職を決めています。皆すごく優秀でかつそれ以上に努力家です。たぶん、国がなかなか変わらないのは、現制度を追認する人ばかりが国に残るからなのだろうなぁと思いました。嫌な人はとっくに逃げてます。

留学していると、国力というものについて考えさせられます。あらゆる差別を取り除いた、あるいは取り除こうと努力している国が、優秀な人を呼び寄せ新しい価値を生み出しますます成功する…。

女性活用を叫ばざるを得ない国際情勢下で、私のような女性は日本で生きていく方が有利なので国を離れるつもりはありません。子育てをして仕事はほどほどでいいと考える女性が多数の国で戦う方が圧倒的に楽に勝てますからね。

ですが、全体的な取り組みとしてもうちょっと皆の価値観を変えないとマズイのでは?とは感じます。子どもがいて働く女性と子どもがいない私が仕事上で対等に勝負できるような空気を作っていかないと、最終的には私の首ごと締まりかねない気がするのです。