セックスについて話すときの気恥ずかしさ

セックスのことって、多くの人が日常的にしているのにあまり話題にしたりしませんよね。昨日のメニューとか寝過ごしてしまったこととかは何でもなく話せるのに。考えてみると変だと思うのですが、セックスのことについて話したり書いたりするのは私自身も気恥ずかしさを覚えます。正直、自身のコンプレックスについて書くよりも躊躇します。しかし、いい年こいてセックスなんてしてません、みたいに涼しい顔をするのも気持ち悪いので、努めてあっさりと話すようにしてます。こんな風に。

「セックスですか?してますよ。特に示し合わせてはないんですが、土曜日の朝にしますね。翌日仕事がないので気分がリラックスしてますし、夫は朝の方がやる気が出るみたいです」

「仕事みたいにセックスするね、ですか。もちろんルーチンだけじゃなくて気分が盛り上がってすることだってありますよ。馬鹿にしないでください」

「浮気したいとは思いません。性病検査も受けていないような男の人を相手にすることを考えるだけでおぞましくて、どんなイケメン相手でも萎えます。触るのも嫌です。感染しそうで。エンガチョ」

あんまりにも淡々と明け透けに話すせいか、聞いた相手も毒気を抜かれてそれ以上何も聞いてこなくなります。恥ずかしいと思わなければ何でもないのです。普段のセックスなんてエロくも何ともないですし。でも、ああ、やっぱり恥ずかしいですね。なんでなんでしょうね〜。