仕事は居座ったもの勝ち

女性管理職比率を上げる動きが出ていますね。私の会社でも同様の取り組みをしています。しかしながら、周囲の女性は子育て中で中核業務から長い間離れていたりしていて、管理職候補者が少ないのが現状です。ただでさえ女性社員が少ない中で、中核業務に継続して関わっている者はさらに少ない…でも女性管理職は必要、となると、もはや社員本人の適性や資質まで吟味する余裕はないのではないかと思います。

ただ、これって単なる居座ったもの勝ちですよね。

個人的には、管理職比率よりも先に女性の正社員比率を上げ、かつ子育て中だからといって辞めさせたり、中核業務から外すような取扱いを止める方が先だとは思うのですが。正直、男性管理職候補と女性管理職候補が同数になってからでないと、フェアに昇進の判断ができないのではと心配しています。

今のまま、少ない候補から数合わせ的に女性管理職を選んでいては、管理職としてふさわしくない人まで昇進してしまうでしょうし、その女性管理職のせいで、「やっぱり女性は…」と言われてしまえば、結局ずっと本当の意味での男女差が埋まらないままになってしまい女性活用なんて進まないんじゃないかなぁ〜、と…。

ま、面倒臭いことは国も企業もやりたがらないものです。

就職時点でハイスコアを叩き出し、後は席を温め続けることができる人が好待遇を得ることができる、こういった風潮に疑問を抱かないわけではありませんが、現状がそうなら従うだけです。私は育児も介護もしないと決めていますし転勤の辞令も受けます。だから間違いなく昇進できるでしょう。なんででしょうね、ちっともわくわくしませんが。