長年の疑問

留学のイメージとして、「国際的!」「世界中の人と友達に!」といったものがあると思います。私もそう思っていました。

けれど、実際に来てみるとちょっと違います。結構、同じ文化圏・民族とつるんでいます。

アメリカの大統領を例に出すと分かりやすいでしょうか。先代大統領のジョージ・ブッシュ氏の奥様はローラ・ブッシュさん。白人と白人のカップルです。現在の大統領、バラク・オバマ氏の奥様はミシェル・オバマさん。黒人と黒人のカップルです。

アメリカは移民の国、人種のるつぼと言われていますし、実際そうですが、この通り個人レベルでみると全然混じってません。

イギリスも移民の国であり、特に大学はたくさんの留学生を受け入れているので、本当に色々な国の出身者がいます。でも一緒に行動している人を観察してみると、面白いほど肌の色で分かれています。例外はロシア人くらいです。

日本人は誰と仲良くしているのかというと、当然アジア人です。特に中国人と韓国人と仲が良いです。彼らから日本人は仲間はずれにされているのではないか?と思うかもしれませんが、日本より経済水準が低い国から留学に来れる人はお金持ちです。日本は嫌いだけど、日本人は好き、という態度をとることができます。そもそも日本に敵意を抱いているのは、政府のプロパガンダを真に受けてしまうほど無教養で貧しい人だけだというのも、ありますが。

私も色々な人と話をしましたが、一番気安く感じられるのはやっぱり中国人と韓国人です。なんとなく話が合うんですよね。不思議だなぁ、と思います。