騒ぐ子ども

ある辺鄙な場所へ観光へ行く際にツアーを利用しました。1日がかりのものです。

運悪く子どもが後ろに座っており、始終歌っていました。両親が注意してくれないかなと期待していたのですが、それどころか一緒に歌いだす始末で、段々頭痛がしてきました。しょうがないので音量を最大にして音楽をずっと聞いていました。

夫に「うるさいよね、あの親子」と愚痴ってみましたが、『そうか?でも君には辛いだろうなぁ』と共感を得られませんでした。他のツアー客も特に迷惑そうな顔をしておらず、何だか私が狭量なだけなような気がしてきて一層気分が悪くなりました。

それ以来、公共交通機関がない場所へ行く時にはレンタカーを使うか観光タクシーを頼むことにしています。高くついてしまいますが、うるさい子どもと一緒にいることも、それによって引き起こされる感情で自己嫌悪に陥るのも避けたかったからです。

普段の生活では滅多に公共交通機関を使いませんし、子どもがいそうな場所、ショッピングモールや単価の安い飲食店等には立ち寄りません。騒ぐ大人も苦手なので、繁華街にも近寄らずに生きています。生活の幅は狭まりますが、そんな風に私は世の中と折り合っています。