降りたい、という気持ち

私の会社は障碍者雇用を行なっており、障碍者の方と一緒に働くことがあります。私は障碍者採用ではないですが自身の障碍を特に隠してはいないので、障碍者雇用の人達とは何となく通じ合うものがあるというか、同病相憐れむといった感じで仲良くしています。

ただ彼らの仕事を見ていると、簡単で責任もないので羨ましいなと感じることが時々ーとりわけ調子の悪い時に、あります。忙しくて目が回りそうな時にどうでも良いことで延々引き止められたりすると(荷物を冊子小包か宅急便どっちで出せばいいのかとか、そんなの適当にやっといてくれーと叫びたくなるようなこと…適当にと言われると困ってしまうのは私も一緒なので逐一指示して、確認行動にも付き合い…彼らは私の忙しさなんてどうでもいいし目の前の仕事で精一杯なのはとってもよく分かるので可能な限り付き合いますが、それでもああああ〜ってなります)やっぱり違う世界に住んでいるのだと溜息が出ることも。

理解しているつもりの私でさえそうなので、同僚は彼らに仕事をまず頼みません。その結果放っておかれ、ただ法定雇用率を満たすために席を温めている彼らを見ると、もったいないなぁという気持ちとしょうがないのかなぁという諦めが交差します。

毎日が単純作業で過ぎる、そんな生活も悪くないなぁと思う日、普通の仕事ができる能力を与えられたのだからギリギリまで頑張りたい、何か私にしかできないことがあるはず、と思い直す日を行ったり来たりです。やっぱり障碍に甘えているところがあるのですね。