出羽守するのも大変です

「海外では〜」とやたら「では」と言いたがる人のことを出羽守(ではのかみ)と呼ぶそうです。

私もしょっちゅう出羽守したくなりますし、やってます。けれど、やろうとすると意外と難しいです。そもそも、私が見ている出来事はその国で一般的なことなんだろうか?とか、ある国の出身者数人が同じことをしていたとして、それを普遍化できるのだろうか?と考え込んでしまうからです。また、日本のことは知っているつもりでも、本当に私の日本観は正しいのだろうか?…考え込むとキリがないです。

また、留学していると物珍しさも手伝ってついついお国柄の話になることがあるのですが、知的な人ほどそういう話題には触れないような気がします。あくまで個人対個人として向き合っている印象です。私は会話のとっかかりとして便利なので飛びつきがちですが、それよりも相手のことをもっとよく知った方がいいんだろうなと反省させられます。言うは易し…ですけどね。