夫の家事

離れて暮らし始めてから半年経ちました。

平日夜にスカイプを繋げたら、夫がバタバタと家を片付けていました。「明日家政婦さんが来るんだ。片付けておかないと何か捨てられちゃっても困るし、やってほしいことのリストも残しておかないと」

そうそう、家事ってそれなりに段取りが必要なんですよね。夫は何度か何も準備せずにそのまま出勤して、一部のゴミを捨ててもらえなかったり、逆に読んでいる途中の新聞をゴミに出されてしまったり、シンクに入れていない食器を洗ってもらえなかったりと失敗したそうです。今はちゃんと分かるように片付けてるから大丈夫だよ!と胸を張っていて、なんだか微笑ましくなりました。

彼は週末テニスをしにあちこち出かけていき(コートがなかなか取れないので毎回場所が変わるらしい)、出先のスーパーで買い物してきます。どこのスーパーは魚の品揃えが良い、とかここは安い、とか色々報告してくれます。野菜を冷凍すると炒め物がしゃっきり仕上がらないとか、紙皿を使えば洗い物が減るなど調理上でも発見があるらしく、毎回楽しんで料理を作っているようです。

料理も、私が赴任前に教えた、市販の鍋スープ+カット済み野菜+少量パック肉の極限まで省略したレシピから発展して、クックドゥー+カット済み野菜+少量パック肉の中華風炒め、魚の切り身+合わせ調味料の煮物、豚汁の具レトルトパック+味噌で豚汁、カット野菜+醤油でお浸しと着実にレパートリーを広げています。頑なに包丁を使わないところが夫流です。まぁ、材料を切る工程って地味に時間かかりますし生ゴミも出ますからね。合理的です。

家事に関しては私の方が年季が入っているので口出ししたくなることもありますが、毎回ぐっとこらえて、すごいねすごいねと褒めてます。

我が家は二人暮らしなので家事もたかがしれてますし、赴任前から夫はよく手伝ってくれていたので家事分担にも不満はありませんでしたが、今回の単身赴任で家事を主体的に回すという経験をしてくれたのはありがたいな、と思っています。あと、楽しそうにやっていて文句を言わないところが素晴らしいです。感謝!