子どもいると幸せ…なの?

サイボウズのCMを見ました。


サイボウズ ワークスタイルムービー「大丈夫」 - YouTube

泣き出しそうな声のナレーションを聞いて、ただもう頭が下がりますとしか。

会社には独身、子どもがいる夫婦、子どもがいない夫婦、二世帯同居、バツイチ、バツニ…色々な人がいます。見た目からは皆、特に幸せでも不幸でもないように見えます。与えられた環境でそれなりにやっている、という感じです。

私自身のことを振り返ってみても、独身のときも今も大体平常心で過ごしていますし、毎日すごく嬉しいとか、すごく悲しいことがあるわけじゃありません。夫と結婚した当時は確かに嬉しかったですが、今は「いるのが当たり前」になってしまっています。愛情が減ったわけではないのですが。

結婚してよかったと思ってはいますが、独身でも問題なく暮らしていけたと思います。もし子どもがいたとしても、そのうち夫と同じように「いるのが当たり前」になり、日常は可もなく不可もなくといった調子で流れていくのだと思います。

ただ、その日常にサイボウズのCMのように、働く母ゆえの辛くて卑屈になるような気持ちが混じるのかと思うと、別に子どもがいたって特別幸せになるわけじゃないのにこんな苦労を背負わされるとは…と気持ちが重くなります。それにしてもCMのあまりの息苦しさに「本当に、子どもを持つって巷で言われているほど幸せなことなのだろうか?」と自問せざるを得ません。

 

余談

子どもがいて幸せそうな働くお母さんは、押し並べて仕事が嫌いで、仕事が与えられなくても平気なタイプです。仕事がないのでいつでも休めますし、そういう人は向いてるのかな、と思います。