ひとり反省会

クラスメートと会話をした後、「これを聞いておけばよかった」とか「あのときは言葉が出てこなかったけど、こういう表現をすればよかった」「あの人の会話力は見習いたい」などと、一人反省会をします。相変わらず英語が下手で、あまり反省の成果が出ていないように見えるのが悲しいですが、繰り返し反省することで多少でも会話が上手になればと願っています。

そういえば、若かった頃はこうやって一人反省会をしていたのに、最近はしなくなっていたなぁと気づきました。昔は、誰かと喋った後は必ず深い自己嫌悪に陥っていたものです。今はそうじゃないということは、日本語は大分上達した、というのは冗談ですが、無難に会話をこなすことができるようになってきたのでしょう。

少しだけ自分の成長が感じられてうれしくなりました。

 

ちなみに、私が一番苦手としているのが、たわいもない話です。日本人は、1日に何度も会う人には会釈で済ませるところを、こちらの人は律儀に毎回たわいもない話を振ってきます。よくそんなに喋ることがあるなぁ!と感心するほどです(といっても、よくネタ切れになって、「どうよ?」『どうもないよ』「週末楽しみだな」『おう』みたいな会話が定番だったりしますが)。

たわいのない話は大抵短い文章で文脈も何もありません。聞こえなかったらアウトです。私の場合、話しかけられる→一拍して何を言っているのか気づく→返事を考えるのに一拍置く→もう話題が変わってる、の失敗パターンを繰り返しています。

話の流れさえ分かれば、会話の一部が聞こえないくらいはあまり問題になりません。大体こんなこと言ってるんだなぁと相槌を打ちながら、発言を考える余裕もあります。なので会話に詰まらないコツは、こちらから話を振って流れを作ってしまうことです。あとは相手のアクセントに慣れること。それから、知り合いを見かけたら笑顔で近づき、別れ際にキスか抱擁(男性同士の場合は握手かハイタッチでしょうか。男女の場合も相手がムスリムかアジア人でなければキスか抱擁)、ができればバッチリです。話下手には地獄のような環境ですが、郷に入りては、です。