統計をやっておくと得かも

統計を勉強しています。直感を裏切る結果が度々出るので、いかに人間の感覚がいい加減か思い知らされます。思考を補完するツールとして優れているとつくづく感じます。正しく扱えればの話ですが。

統計学は、科目そのものの魅力もさることながら、キャリアも魅力的です。統計を扱う人、データサイエンティストの需要は高いです。データサイエンティストになれば、国内外を問わず働けますし、データ分析を必要とする分野は多岐にわたります。技術的に未熟でも職がないことはないですし、経験を積めばより高いレベルの仕事を得ることができます。

それにいやらしい話ではありますが、海外で就職する場合、金融業などのエリート職に就こうとすると、残念ながらガイジンは不利です。少なくとも私は絶対落とされます。でも、エンジニアなら可能性はあります。データサイエンティストはプログラミングもある程度はできますし、ミドル職の求人を手堅くカバーしている感があります。

私の職場はデータを駆使して仕事をする習慣はあまりないのですが、帰国したら早速取り入れてみたいと思います。より効果的な企画ができると思いますし、実地で使ってみることで、もしかしたらデータサイエンティストへの道が拓けるかもしれません。今の仕事には満足しているものの、汎用的でないスキルが多く、失業したときのことを考えると不安が残ります。でも、業務の範囲で汎用的なスキルを伸ばしていけば、万が一の時にも浮かぶ瀬があるかもしれません。

今まで、汎用的スキルというと英語くらいしか身につけてきませんでしたが、ずっと何かもう一つ、と考えていました。大学院に来て良かったです。

 

余談

海外就職に触れていますが、私は海外で働きたいとは思いません。優秀でない人は自国で働く方がずっと有利だからです。ただ、一生日本で仕事にありつける保証はないので、アンテナだけ張っています。

わざわざイギリスの大学院に来たのも、海外で就職する場合に備えてのことです。私はもう働いているので修士号は何の足しにもなりませんが、いざ求職、となった場合、欧米の修士号があるとないとでは若干の違いがあると聞いています。万が一を考えて大学院に進学してしまう私もアホですが、特段犠牲にしたものもないのでヨシとします。