日本脱出を考える

帰国準備をしています。

こちらで作った銀行口座にいくらか残金があるので、夫にそのままにしておいて良いか聞きました。少し揉めたものの、すぐ必要なお金でもないし、いつでも日本の口座に戻せるようにしておくからと説明して了解してもらいました。

海外口座の開設が今回の留学の目的の一つでした。ある程度まとまった額を外貨で預けたので、ほんの少しですが将来の不安が減りました。

私達夫婦が死ぬまでに日本が住みよい国である確信を、私は持っていません。5割の確率で円建て資産が暴落し、国内に私達が求めるような仕事の口がなくなると予想しています。なので、帰国後は徐々に海外資産の割合を増やしていこうと思っています。運用には夫の財産にも手を付ける必要がある(貯蓄を夫の収入、生活費を私の収入で賄っているため、私名義の貯金はそれほどないのです)ので、頑張って調査して説得しなければいけません。何を買えばいいかな…。

現状維持であれば、手数料分損するだけで済みますし、万に一つもないとは思いますが日本のファンダメンタルズが大幅に改善したとしても、海外資産が減価した分は社会保障の厚さや年金の増額で埋め合わせることが出来ると考えてのことです。

日本に住み続けるのが良いのかについては、まだ答えが出ていません。移住するのも同じくらいリスクがあるように感じられるからです。どこの国も移民を自国民並みには扱ってくれませんから。それに、主に食べ物の問題で私は日本を離れたいとは思いません。日本ほど安くて美味しい、高くてもそれだけの価値がある食事を提供してくれる国はありません。好みの問題で言えば、断然日本に住みたいです。これまでの経験に照らして、決定的なイベントが起こってから実体経済が破壊されるまでは1年程猶予があるので、甘い見通しかもしれませんが1年もあれば転職活動も就労ビザの手続きも間に合うのでは、と思っています。紛争・経済破綻が定年後に起こったら?正直そうなったら手も足も出ないので、物価と相談して決めるしかないですね。

この先何があるか分かりませんが、とにかくお金がないことには話になりません。頑張って働きます!