弱い人に、そのままでいいよとは言えません

弱い人を見ると、私自身も弱い人であるがゆえに、歯がゆい気持ちになります。

弱い人こそ、うまくいい場所を確保しなければいけません。でも大体いい場所は強い人に取られてしまっています。強い人と弱い人が競争したら弱い人が負けるのは当たり前なんですが、それでも何とかならないかなぁと、何とかなった一人としては思うのです。

例えば、健康でない人が非正規雇用で働くと、給与が低く十分な治療を受けられない、また、欠勤した日は給与が貰えない場合も多いため休みも取りづらく、治療に必要な休養も取れません。将来の不安も健康に良くありません。

正社員になったら、多少は収入も上がりますし、欠勤日の給料が出ないということもありません。容易にはクビにならないので、安心してゆっくり静養できます。

病気が治れば、お金に余裕があれば選択肢も広がりますし、将来への展望が大分開けるのではないかと思います。

基本的に社会は上に行くほど楽ができるようになっています(例外もありますが)。それに、上に行くのに必ずしも有能である必要もありません。こんなにスキルもいらなくて楽なんだ!とびっくりするような仕事もあります。

自分の能力に合っていて、かつ安定した仕事を探す手間さえ惜しまなければ、しっかりした生活基盤を作れると私は思っています。弱っている時には、それが一番難しいのもわかってはいるんですが…。暇潰しに聞いたこともないような財団法人のウェブサイトを覗いてみたり、気になった企業を検索してみたり、案外そんなことで見つかったりもするんですけどね。

 

余談

学歴がネックでしたら、夜間大学や通信大学に通うという手もあります。学費も安いですし、そこそこの成績が取れたら授業料免除を受けられる学校もあります。タダで学位を手に入れることもそんなに難しいことじゃありません。