子どもが嫌いではなくなってきました

最近、子どもを見かけても心がザワザワしなくなりました。昔は、子ども=私の人生を否定する存在、に感じられてしまって嫌悪感が湧いてしょうがなかったのに。

やっと人は人、自分は自分と心から思えるようになったせいでしょう。色々あっても、私はこの人生に満足しています。

子育てしている人は本当に偉いです。私と比べると、彼らの方が価値があります。そう考えても、全然不愉快ではなくなりました。価値のない人生、否定されるべき人生、それでも、やりたくないことをやらされるよりは、いいじゃない?と思うようになったのです。それに価値は流行と似ていて、時代によって変わります。私が生まれる前は人口爆発が懸念されていて、政府はどうにかして子どもを減らせないか話し合っていました。その時代に生きていれば、私の人生の方が推奨されていたでしょうし、そういうことを考えると、ますます周りを伺うことが馬鹿馬鹿しく思えるのです。

子どもが泣き叫んでいる場に居合わせても、さほどイライラしなくなりました。聴力が衰えたのもありますが、彼らは彼らのルールで動いている、そんな生き物を大人の社会に持ってきて、双方が不快にならないよう願うのがそもそも無理なのだ、と理解したせいもあります。

それはそれとして賠償責任を負いたくないので、相変わらず子どもを避けて歩いてます。でも子どもを見るたび傷つかなくなったので、外出がちょっと楽しくなりました。あと非日本人の子どもは可愛いので、見てもあんまり不快感がないのかもしれません。本当に子ども嫌いが克服できたのかは帰国を待たないと結論が出ないかもしれませんね。